2019年開幕戦の舞台であった日本屈指のテクニカルサーキットである鈴鹿
サーキットに匹敵すると言われているオートポリスがRd.4の舞台となるサーキッ
トです。
こちらのサーキットは大分県と熊本県の県境付近にあるサーキットなので通常
は中々練習に来ることが出来ないサーキットでもあります。コースの特徴として
は高低差が大きくジェットコースターストレートと呼ばれるコーナーがあるくらい
です。
また高低差に加えてコーナーの数も多くドライバーは腕と度胸が試され、ちーう
としてはマシンの成熟度が試されるサーキットだと思います。
今大会はシーズンの折り返しとなる大会なので後半戦に弾みをつけられるよう
な大会にしたいと思います。
練習日
今回はエンジン・ミッションが新品の為に先ずは慣らしから走行を開始しました。
路面コンディションは直前から降り始めた雨によりWETコンディションとなりまし
たが、東選手から走り出しバランスの確認となりました。
また今回は前回のレースで破損したダンパーの代わりにメーカーの違うものを
用意しました。以前にほかの車両で試乗した際に好感触だった物で実際に今回
テストしたドライバー全員からも高評価だったので仕様変更は正解だったと思わ
れます。
梅雨時期ということもありWETからテストが開始されましたがコンディションは状
所にDRYへと変わってきました、WETでの好感触からDRYでもある程度の感触を
得ることが出来たので今回のマシンのパフォーマンスには期待が感じられます。
またジェントルマンドライバーのDAISUKE選手も練習の後半では好タイムを記録
しレースへの弾みがつきます。
またF3ドライバーの小高選手もTOPタイムに匹敵するタイムをマークし実力の高
さをアピールしております。
公式予選㈯
天候の心配された予選はDRYコンディションで行うことが出来ました。
Aドライバー予選は東選手がアタックしました。少しミスがありパーフェクトなアタック
ではなかったようですがクラス5位の2’23.416を記録。
Bドライバー予選ではDAISUKE選手が2’25.915と少しターゲットにタイムには届きませ
んでしたがまずまずのタイムで予選を終了。
AとBの合計タイムが4’49.331でクラス4位と過去最高のグリットから決勝を迎えます。
Cドライバー予選では雨が降り始めたことで小高選手がもう一度WETでのバランスを
確認しながら基準タイムをクリアしていきます。このセッションでは2番手のタイムを
マークすることが出来ました。
ドライバー | タイム | 順位 |
---|---|---|
東 徹次郎 | 2’23.416 | 5位 |
DAISUKE | 2’25.915 | 8位 |
合算 | 4’49.331 | 4位 |
決勝レース(日)晴れ
決勝日は朝から雨が降っていましたが、レース前には雨が止み路面が乾いていく
方向の様子でしたがリスクが高井ことを懸念してWETタイヤでスタートしました。ライ
バルチームが1台だけスリックタイヤでスタートしましたが序盤はWETタイヤに分が
ある様子です。
東選手でスタートしたオープニングラップで他車に追突され最後尾迄落ちてしまいま
したが徐々に前車との差を詰めてきたところで路面が乾きDRYタイヤへ交換するた
めにPITインしました。このタイミングでドライバーを小高選手に交代します。小高選
手のペースは素晴らしくポジションをどんどん上げ一時は2位まで上がりました。
その後DAISUKE選手に交代しレースを進めていましたが小さなトラブルが発生してし
まい緊急PITインでしたがギリギリゴールまで走り切れる切れる時間だったのでアン
カーの東選手に交代しロスがほぼない状況でコースへ復帰出来ました。今回は表
彰台も見えるのではと思った矢先にエキゾーストが破損するトラブルにより戦線離
脱となりました。
今大会はドライバー達も手応えを感じながらレースを進めていたので、とても残念な
トラブルとなってしまいましたが前向きに捉えればやっとそこまでの力が付いてきた
ことも確認が出来た週末だったので今回の分も次に繋げられればと思います。
レースの方は修理後にコースへ復帰し走行を重ねていましたが残り1時間の頃に
雨が降り出し一時は土砂降りからの最後は濃霧のためSCランから赤旗中断になり
レースディスタンスも75%以上を消化していることから正式にレース終了となりまし
た。