スーパー耐久第二戦は宮城県のスポーツランドSUGOで開催されました。
コース幅が狭く高低差が大きいサーキットには魔物が住むと言われているサー
キットなだけに過去にも多くのアクシデントやドラマを生んでいます。
サーキットの特徴としては中高速コーナー多くドライバーの度胸が試されます。
開幕戦と違う点はレースフォーアットが3時間レースと短くなっております。
全クラス混走ではなくST-4・ST-5の2クラスのみでレースが行われますので
比較的自分のペースで走りやすいレースです。
今回は3時間レースになりますので3名のドライバーでチームを編成しています。
左から東 徹次郎選手、DAISUKE選手、小高 一斗選手
練習日
木曜日からフリー走行が始まりました。
曇り予報でしたが生憎のWETコンディションでの走行となり、レース当日の予報
が晴れなのでマシンの各部作動チェックを主にして終了となりました。
金曜日のフリー走行も天気予報が外れWETコンディションになりました。
雨量も多くリスクの高すぎるコンディションに午前中の走行は走るのを止めまし
た。
午後からの走行では東選手でセットアップの確認をしながらコンディションも確
認しDAISUKE選手へドライバーを交代しました。DAISUKE選手はWETコンディショ
ンのスポーランドSUGOを攻略すべくペースを上げている最中にSPコーナーでバ
ランスを崩しガードレールへクラッシュとなりました。幸いにもドライバーも無事で
マシンも軽傷で済んだのでメカニックが翌日の予選に向けて迅速な修復作業を
見せてくれました。
公式予選(㈯)WET
Aドライバー予選は東選手がアタックしました。どんどん乾いていくコンディションの
中で常にTOP3を争いグループトップも見えましたが1’46.643で3位でした。
Bドライバー予選ではDAISUKE選手が他車のクラッシュなどの影響で赤旗などありタ
イミングが取れず1’57.727’で不本意なタイムとなってしまいました。
AとBの合計タイムが3’44.370でクラス8位で決勝を迎えます。
Cドライバー予選ではハマダ選手が基準タイムをクリアしDドライバー予選で小高選
手が決勝を想定した燃料搭載量でレースシミュレーションしました。
小高選手のペースが良く決勝に期待を持つことが出来ました。
ドライバー | タイム | 順位 |
---|---|---|
東 徹次郎 | 1’46.643 | 3位 |
DAISUKE | 1’57.727 | 10位 |
合算 | 3’44.370 | 10位 |
決勝レース(日)晴れ
3時間レースのゴールに向けてフォーメーションラップがスタートしました。
と同時に雨が降り始めました。うっすらと路面がぬれてスリックタイヤを装着し
たマシンではとてもスリッピーな状況でした。
スタートを担当した東選手がスタートラインに向けて加速を試みた瞬間に
10%勾配の最終コーナーでテールがスライドしイン側のガードレールに
ヒットしてしまいました。
強い衝撃でぶつかったためマシンの修復がレース中には行えず残念
ではありますがスタートラインを通過することなくレースが終了してしまい。
応援者の皆様にはふがいない結果を申し訳なく思っております。
幸いにも東選手の身体が無事でした。気持ちを切り替えチーム一丸で
次の富士24時間レースへ向けた準備を進めたいと思います。